F87M2のお客様のオイルパンの交換作業を行いました。お客様ご自身でエンジンオイル交換をして
ドレンボルトの締め付けでオーバートルクによりネジをなめてしまいオイル漏れが止まらないとのことで
自走は、危険なので自動車保険のレッカーサービスにて当店に入庫しました。
エンジンオイルのドレンボルト及びオイルエレメントの蓋の締め付けは、規定のトルクがありますので
ご自身で作業す際には、必ず締め付けトルクの管理が必要です
ネジ山の補修という手もありますが こちらのお客様は、サーキット走行もガンガン走るので完全な修理
ご希望ということでオイルパンを純正部品でドイツオーダーで取り寄せしました。
オイルパン交換の際には、フロントサブフレームを下ろしますのでエンジンを落ちないように工具でつりあげ
リフトで作業していきます・・・結構大掛かりな作業となります。
サブフレームを外すなら同時にエンジンマウントも交換出来るのでエンジンマウントを純正部品にて交換しました
エンジンマウントの写真でわかるようにゴム部分が劣化で少しつぶれていました・・・交換して正解ですね
このタイプのマウントは、外さないと劣化の判断が難しいのですがハードな走りをされるお客様は、早めに
予防整備として交換した方が良いかもしれません。
サブフレームおよび周辺の部品は、BMW専用テスター使用して締め付けトルクを全て調べてトルクレンチを
使用して組み付けしていきます。エンジンオイルは、お客様の指定でモティーズM111 5Wー30にて交換して
アライメント調整も基準値では、なくサーキット走行用のデーターで調整しました。